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第9回公演「見えなくてもそうなんだ」

 

脚本と演出/田岡美和

出演/

大河内健詞

西尾早智子(tea for two)

大島健吾

2009年10月16日(金)〜18日(日)

東松原ブローダーハウス

脚本の一部をご紹介します。

夏の終わりの午後。室内。ちゃぶ台が置いてある。そばに男がひとり座っている。ぼーっとしている様子。ふと、奥の部屋が気になったようだ。少し覗くようにしてみる。ややあって、立ち上がり、奥の部屋へ。しばらくして、食器の載った盆を手に戻ってくる。ついでにちゃぶ台の上の自分のコップを下げて、部屋を出る。わりとすぐ戻ってきて、また座る。が、だんだん姿勢が崩れ、やがてごろりと横になる。

こいつを男1とする。

次に別の男が出てきたら、そいつは男2とする。

そう言えば、部屋の片隅に旅行鞄が置いてある。

男1、気配を察して起き上がる。

そこへ、女が入ってくる。

女1:
はいはいはいはい帰ったよー
男1:
うん、おかえりなさい
つうか帰れたんだね。

女1、手に持った郵便物や鞄を置きながら

女1:
まあ、日頃の行いってやつだね。
あああ…(ちょっと疲れてる)
男1:
あ、お茶飲む?(立とうとする)
女1:
うん、あ、いいいい、自分でやるから

女1、立って部屋を出る。

男1:
まだやかんに入ってるから…(這って少し追う)
分かる?
あ、うん、おれいい、ありがとう。

…以下略